「スニーカー」(99.1.28.)  
「やばい、遅刻しそうだ!」ばたばたばたばた・・・。
あと10分、いや5分早く家を出ればいいのに、またこの有り様。
日勤の日だろうが夜勤の日だろうが関係なく、出勤時の私は大体こんな感じです。
職場で制服に着替えるので、通勤はカジュアルな格好でOK。
セーターにジーパン、そして足には黄色いスニーカー。

そう、今日もスニーカーを履いてばたばた出勤・・・あれ?
スニーカーって、こそこそと、音を立てないで歩くこと(sneak)ができるからそう名付けられたんだよなぁ…。
私のスニーカー、本当に音しなかったっけ?私の記憶にある「ばたばた」は気のせい?
ずっと考えていたら、「ばたばた」の音すら薄れてきてしまい、気になってしょうがない。
考え付いたのは職場に向かう電車の中だから、その場で試してみることは出来ない。
あー、試したい試したい試したい試したい。いつもの居眠りも出来なくなってしまいました(笑)。

職場に着いて、更衣室までかなりの距離があります。入り口から遠いところなので通る人もまばら。
ふふふ、チャーンス。周りを確認してからいつものように走ってみました。
「ばたばたばた…」
やはり音はしました。で今度は普通に歩いてみると
「………」
なんと、音がしない!
繰り返すこと3回。結論「スニーカーを履くとSneakできる。」

名前の通りに働くスニーカーって何だか凄い、と思いました。
よく考えたら、音を立てずに歩いていたときに音の有無を気にしていなかっただけなんだけど、
静音仕様の履物で、気になるほどの足音を立てていた私の走り方って何なんだ、とも。
なぁんて考えてるから着替えのスピードが落ち、気がついたら事務室に入っているべき時間!
ほんの少し遅刻で都合の悪い私は、パンプスに履きかえたのにSneakで事務室に入っていきました。


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