「言葉を楽しむ」(99.12.7.)  
 ただいま私、中国語をかじっております。がりがりと。
 職場の研修企画で「語学を学んで仕事に役立ててくれぃ」というものがあり、当選(?)して運良く補助金
付きで学校に通えることになったのがきっかけです。業務の終了後に職場近くの学校へ通い、耳と目と声を駆
使して未知の言葉にトライしているのです。
 中国語(私が学んでいるのは北京語。他にも広東語をはじめとして中国語にはいろんな種類があるようです)
を習っている、と聞くと「漢字を使うんだから、案外簡単じゃない?」とおっしゃる方もいますが…とーんー
でーもーなーーーーーい。日本語と同じ漢字で全く違う意味を表す単語も数知れずあるし、何よりも4つの音
程変化を使い分ける「四声」を修得して間違いない発音ができるようになるには練習練習また練習。テキスト
やテープ・そして指導の先生を何よりを頼りに、舌がつりそうになるくらい頑張っています(笑)。

 10月の初旬から学び初めて約二ヶ月、ようやく自分なりに疑問をもったり楽しんだり出来るようになってき
たような気がして、そのいくつかをここに書き留めておきたかったのです。

 例えば 日本語で「紹介」 → 北京語で「介紹」
   …逆さになってる… いつぞやの業界用語のようだ…
   
     手もと という意味の北京語は「手辺」で 発音はshoubian はいっ発音してみて
   …しょ…しょうびえん なんだか おしょーすいみたいな発音ね…

     愛称として「小」をつけたりする →「小李」は「李ちゃん」みたいな親しみを込めた呼び方 
   …じゃあ私、自己紹介するときに「林ちゃんで〜す☆」と言ってるって取られないかな…
   
     漢字の北京語式読み方を習って「XX(私の名前)はwenzi」と読むらしい
     そして 「蚊」のことも「蚊子(wenzi)」と読むらしい
   …あらら、「私 蚊の林ちゃんなんです〜☆」ってことになるのかい…
   
 もちろん、私の頭の中でネタとして楽しんでいるだけなのですが。
 こゆことも、単語やら文法規則を身につけるきっかけになったりするから飽きずに進められるのかも。
 
 いやいや、それだけじゃないんです。
 例えば日本語で「写真」→北京語で「照片」…
 
 光の欠片、が写真。私の頭の中に湧いたイメージでは、夏の太陽の中で、大好きな家族や友達といっぱい
遊んでいる満面の笑顔の写真が、ちょっとセピア色になりかけて残っている。
あの日は戻ってこないけど 輝きはこの中に 欠片として確かに残っている。
偶然出会った小さな言葉ですが、私のイメージの中では大きく広がっていきました。
 
 単なる思いこみや勘違いでも構いません。私に新しい世界を与えてくれるものの1つとして、新しい言語を
学ぶことを私は心から楽しんでいます。
 

「そういえば」インデックスへ