「More than a decade」(00.1.24.)  

   「大きくなったら何になりたい?」
  小さい子は大人によくこう聞かれます。聞かれた子は、ん〜と、ん〜と…と考えたり、ぱっと笑顔になったりしながら
  「サッカー選手になりたい!」「ケーキ屋さんになりたい!」と答えてくれることが多く、大人はそれを聞いて笑顔に
  なる、という光景がよくみられます。答えてくれなくても、「んとんと、まだわかんない」なんてはにかんで笑うのを見てもまた
  そうかそうかぁといいながら笑顔になってしまったりします…よね?(笑)
  自分が小さい頃は、「日本舞踊の先生」だったり「そろばんの先生」だったり「学校の先生」だったり…あれ?
  偏ってますねぇ。特に習い事系は、上手になったら先生になるのだという誤解が会ったのかも知れません。
  他には「ケーキ屋さん」とかもあったかな、食べ放題だと思ってたので。その並びでは「お寿司やさん」もあったに違いない。
  
   「将来何になるか」という問いの他にも、「XX年後、自分は何をしているか?」という質問も
  よく聞きます。例えば10年後、自分は何処で何をしているのだろうかを想像してみる。
  夢に向かっているのか、夢をまだ探しているのか、それともそれとも…。
  期間を限定されると、ちょっと現実味を帯びさせながら考えられるのだけれど、それでも思った通りに進むかといえば
  そうでもない。望む望まないに関わらず、何だか違う道を歩いていたりする。
  
    なんでこんなこと書いてるかというと、先日、高校時代の後輩と大変久しぶりに食事をしたときの話の中で
   「先輩が、パソコン自作するとか、パーツについて語るとか、想像もしなかった…」
   と、目を丸くされてしまったからなのです。(自作したんです…その話は又別の機会にします)
   そういわれたら、そうかも知れません。文系で演劇部で機械音痴、ですから、というか、でしたから。
   その後輩が当時からパソコンを使っていたから余計に、突然やや専門的な内容についてきた私に呆然としたのでしょう。
   
   いや、約10年前の高校時代どころか、2〜3年前の私自身ですら、今の自分を想像することは出来なかったでしょう(笑)。
   パソコンを買って、知り合いが増えて、知っていることが増えて世界が広がって…。
   たくさんの人に支えて貰いながら、自分の地図を広げていっている。それに気づくことが出来た
   この後輩との食事は大変楽しいものでした。
   地図はもっと広げたり、中身をどんどん書き加えたりしながら、私の好きな形に作り上げたいなぁと思っています。
   
    「10年後の私」…はて、どっかで聞いたタイトルだなぁ、がさごそばたん。
   中学校の卒業アルバムの一企画で、そんな内容を書いたような気がしたので、見てみました。
   15歳+10年だから、何の職業を書いてたんだろう、夢いっぱいの若かりし私…
   「デパートでのアルバイト」
   あぁぁぁぁぁぁ。そのころはアルバイトが格好いいような気がしてたのかしら。ただデパートに憧れてたのかしら。
   それにしても何故、正職員じゃない?!
   よくわかりません。将来以上に分からない過去もあるようです。でもなぜ、なぜ…。
        
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